こんにちは、PC周辺機器メーカー直販サイト「アイオープラザ」店員、NAS(ナス)の「なっさん」です!
前回は「ネットワークカメラとはなにか?」ということについて、
- デジタルカメラ
- Webカメラ
とも比較しながら、ネットワークカメラという機器が
- 特定の場所に設置することで、離れた場所から映像を参照できるカメラ
だというお話しをしました。
その特性から、具体的な用途としては
- 監視カメラ
- 防犯カメラ
- 見守りカメラ
- ライブカメラ
- 定点観測カメラ
などと幅広いですが、それだけに
「結局ネットワークカメラってなにができるカメラなの?」
ということが、なんとなく解りづらいのではないでしょうか?
実際「ネットワークカメラにできること」を並べると、極めて膨大な情報量になります。
そこで今回から数回に分け、敢えて一旦”どんな用途にも”通用する切り口で、ネットワークカメラの最もスタンダードな使い方である、
- 映像を見る
という使い方にフォーカスし、「ネットワークカメラにできること」をご説明します。
上に挙げたような用途でネットワークカメラをお探しの方には、
「ネットワークカメラって、ここまでできるんだ!」
「こういう観点から活用方法を考えればいいのか」
ということをお伝えできればと思います。
今回も”だいたい本音”でお話ししますので、ぜひ最後までご覧ください!
※本記事は主に法人向けの内容です。
ネットワークカメラで映像を見る際の、3つの観点-1. 誰が見るのか?
ネットワークカメラで「映像を見る」と言うと、少し詳しい方ならこんな風に思うかもしれません。
「スマホアプリからカメラの映像を見るんじゃないの?」
確かにそれは最もスタンダードな使い方のひとつです。
が、ネットワークカメラの場合「映像を見る」という行為はシンプルなようで奥深く、同じ「見る」でも以下のような観点で、多数の使い方があります。
- 誰が見るのか? ⇒自分たちだけが見るのか? 不特定多数が見るのか?
- なにで見るのか? ⇒PCかスマホか? アプリかブラウザかサービスか?
- いつ、どこを見るのか? ⇒日中か夜間か? 設置場所や映し出す範囲は?
今回はこのうち「誰が見るのか?」という観点を深掘りいたします。
具体的には、
- 自分や特定の誰かだけが見る使い方
- 一般に広く公開する使い方
- 誰も見ない使い方
という3つの選択肢がありますので、これをひとつずつ紐解いていきます。
A.自分や特定の誰かだけが見る使い方
まず「A.自分や特定の誰かだけが見る使い方」というのは、最も想像しやすい使い方でしょう。
- 自宅に設置して、外出先からペットの様子を見る
- 防犯のために店舗や倉庫などへ設置し、異常がないか確認する
といった用途では、基本的にカメラの映像を見るのは自分(や身内)だけです。
厳密には「自分だけが見る」のと「特定の誰かにカメラの映像を公開する」のは違う用途と言えますが、
- 映像を確認できる人間を狭く制限する
という意味では同じでしょう。
これは恐らく世の中のどんなネットワークカメラでも、実現可能だと思います。
B.一般に広く公開する使い方
これに対し「B.一般に広く公開する」というのは、
- 飲食店の席や駐車場の空き状況をライブで確認できるようにする
- 観光地の現在の様子をライブで確認できるようにする
- イベントの様子をライブで中継する
- Youtubeでライブ配信を行う
といった用途が考えられます。
- カメラの映像をインターネットに広く公開
- URLを知るユーザーなら原則誰でも見られるようにする
といった使い方ですね。
この場合は、カメラの映像をインターネットに公開する必要があり、その手順は比較的難解です。
また「どのくらいの人数が同時に見るのか」によっても、取るべき方法が異なります。
こういう背景もあって、当社製のネットワークカメラでは、一部の機種向けに「YouTubeライブ配信ツール」というものを提供しています。
こちらを使えばYouTubeのライブ配信(YouTube Live)へ、カメラの映像をストリーム配信することができるため、
- 同時に見られる人数の制限がない
- 見る側も専用アプリなどが要らない
というメリットがあります。
また、YouTube Liveに公開した映像はURLとして吐き出し、自社のWebサイトなどに組み込むこともできます。
比較的設定も簡単ですし、
も公開していますので、ご興味のある方はぜひご覧になってください。
↓YouTubeライブ配信ツールに対応したネットワークカメラを見る↓
AI搭載 防塵・防水対応ネットワークカメラ TS-NA230WP
C.誰も見ない使い方
「C.誰も見ない」と言うと、普通に考えて
「え? 見ないならカメラを設置する必要ないよね?」
と疑問を抱かれそうですが、これは「カメラの映像は直接確認しないけど、カメラが映した情報から通知を受ける」といった使い方が考えられます。
例えば、
- カメラに映る範囲内に、動く人間がいた場合メールで通知を受ける
- カメラに映る範囲内で、音がした場合メールで通知を受ける
という感じです。
防犯用途、定点観測(監視)用途の場合、映像をずっと眺め続けるわけにもいきません。
だから、
- カメラの映し出す範囲に変化があった場合、通知で教えてもらう
といった使い方をします(もちろん、通知を受けた後は録画したカメラの映像を確認するなり、現地に行くなりといった行為は必要です)。
なお、動作検知、音検知を行うためには、カメラに検知のためのセンサーが搭載されている必要があります。
例えば当社の以下商品はいずれにも対応していますので、具体的な商品を見てみたい方はぜひご覧ください。
↓動作検知、音検知に対応したネットワークカメラを見てみる↓
AI搭載 防塵・防水対応ネットワークカメラ TS-NA230WP
まとめ
というわけで今回は、
- ネットワークカメラにできること:映像を見る編
というテーマについて、
- 1. 誰が見るのか? ⇒自分たちだけが見るのか? 不特定多数が見るのか?
という切り口から
- 自分や特定の誰かだけが見る使い方
- 一般に広く公開する使い方
- 誰も見ない使い方
の3つをご紹介させていただきました。
一般的に想像しやすい、
- スマホアプリからカメラの映像を見る
という使い方以外にも、多数の使い方があることがイメージいただけたのではないでしょうか?
次回はこの続きとして、
- 2. なにで見るのか? ⇒PCかスマホか? アプリかブラウザかサービスか?
という切り口で、引き続き「ネットワークカメラにできること」をお話しいたします。
ネットワークの活用範囲の広さを、より感じていただけるのではないかと思いますので、ぜひご一読いただけると幸いです!
その他、「ネットワークカメラについての全般的なご相談」も広く受け付けております。ここまで触れてきた内容の他、なにか導入の壁となるご懸念がございましたら、ぜひお気軽にお問合せください!
投稿者プロフィール

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PC周辺機器メーカー アイ・オー・データ機器の直販ECサイト「アイオープラザ」店員。
"難しい"PC周辺を"だいたい本音"で語り、"お客様が技術的な知識を学習せずに選べる店"を目指しています!