『だいたい本音のPC周辺』は、PC周辺機器メーカーであるアイ・オー・データ機器の直販サイト、ioPLAZA(アイオープラザ)が運営する”接客的メディア”です。
「接客的メディアってなに?」
と思われた方、ひと言で言えば、
「店員が接客時にお話しするようなことを記事にするメディア」
ということですが、私たちの販売する「PC周辺機器」という商品の特性上、そのようなコンテンツを必要とするお客様がいらっしゃるのではないか、と考えています。
PCは難しい、周辺機器はもっと難しい
PC(パソコン)と聞いて
「難しい」
と連想する方は意外と多いのではないでしょうか?
今や業界問わず様々な方がお使いになるものの割に、PC業界の専門用語はやたら多いです。
PCだけでも難しいのに、”その周辺”となると「もはやなにがなんだか解らないし、興味もない」……それが本音だという方は決して少なくないと感じています。
私見で恐縮ですが、20~30年以上前までは、PCを使う方自体「業界内」の方が多く、PC周辺機器も大半の方にとって”必需品”に近い存在でした。
- 「音を出すためにサウンドボードが要る」
- 「データを保存するためにHDDが要る」
- 「データを持ち出すためにCD-Rドライブが要る」
- 「画像をカラーで出力するためにグラフィックボードが要る」
- 「やたらとフリーズするから、メモリの増設が要る」
いわば「普通に使うために、必ず要る」から自ら調べ、学習し、周辺機器を増設してその恩恵を実感する……一連の行動に必然性がありました。
しかし徐々にPCは「買った状態で十分使えるもの」になり、新しくPCを使う方々に「詳しくなる」機会はやって来なくなります。
ノートPCが当たり前になった時点で、モニターを選ぶ必然性すらなくなりました。
「必然性がないなら、別に詳しくならなくてもいいんじゃない?」
確かにその側面はあります。
ただ、そうは言いつつ「時折必要になる」のが周辺機器です。
Wi-FiルーターやUSBメモリ、USB HDDやSSD、液晶モニター、NAS……生活や仕事の傍らにあることで「PCがもっと便利になる」周辺機器は数多くあります。
でも、いざ「使ってみようか」という話になりかけたとき、
- 「具体的にどういう機器があるのか解らない!」
- 「その機器で、なにができるのか解らない!」
- 「どうやって選んだらいいのか解らない!」
といった問題が初めて顕在化します。
要するに「難しい!」ということです。
そのときになって「学習」すればいい……という考えもあるかもしれませんが、私たちはこう思ったのです。
「別に、専門的な知識を得たい方ばかりではないのでは?」
PC業界は、解説サイトすら難しい
PCや周辺機器に関する知識をググれば、今や数えきれないほどの検索結果が出てきます。
もちろん役には立ちますが、どちらかというと「技術視点の知識」を解説するコンテンツが多いように感じます。
それはそれで大事です。ただ、
「全てのひとが”そういうこと”を知りたいのか?」
という点に疑問を抱きました。
体系的な学習をする際には「網羅性」「正確性」に重きを置いた解説が役立ちますが、果たして「全てのひとがそういう勉強をしたいんだろうか? している時間があるんだろうか?」と思いました。
なにせ技術視点の知識は、やっぱり「難しい」のです。
私たちがこのメディアを作ろうとした起点はそこにあります。
例えば”詳しい友達”に「〇〇ってどうなの?」と質問したときに得られるような、
「まあ、そうだなあ。色々あるけど、ざっくり言えば要するに……」
といった答えを欲するひともいるのでは?
私たちはそう考えました。
ですが、特に仕事の場合は周囲にそういう相手がいるとは限らないでしょう。
だからそれに近い存在に、私たちがなれないかと考えています。
ただし私たちはリアルな店舗ではなくECサイトなので、「接客的メディア」をやろうと思ったというわけです。
必要なのは、建前じゃない
上に書いたようなメディアを実現するために、最も大事なものはなんだろう?
自分たちに問うた結論が「本音」でした。
私たち自身がいち消費者として、売りたいものを売るために「建前」で接客をするひとには近寄りたくありません。
自分に都合のいいことしか言わないひとの言うことは、信じることができないからです。
こんなことを言うのもなんですが……本音で接客することによって、短期的には「私たちの商品をお買い上げいただけない」という結果になってしまうかもしれないと考えています。
ですがそれは「なるべくしてなる結果」ですので、仕方ありません。
私たちの商品に価値があるなら、そのうちご縁があると信じています。
ですからまずなにより、私たちが建前という構えを解くことが大事だと考えました。
とは言え、
「私たちは正直者です!」
と自称する人間ほど胡散臭いものもありません。
それに私たちも人間ですから、無意識のうちに建前が滲むこともないとは言い切れない、というのもまた本音です。
そういう思いもあって、本メディアには「だいたい本音」という枕詞を付けさせていただきました。
もちろん意識的には誠実でありたいと思っていますので、
「まあ、だいたいは本音なんだな」
というくらいの感覚でご覧いただけると嬉しいです。
なお当店では、
- NAS(ナス)
- 液晶モニター
- USB HDD、SSD、USBメモリなどのストレージ商品
- ネットワーク商品
- デジタルサイネージ関連商品
- Web会議関連商品
等、PC周辺機器導入についてのご相談を広く受け付けております。
「導入すべき機種の提案が欲しい」
「見積りを作成してほしい」
等、導入の壁となるご懸念がございましたら、ぜひお気軽にお問合せください!
投稿者プロフィール
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PC周辺機器メーカー アイ・オー・データ機器の直販ECサイト「アイオープラザ」店員。
"難しい"PC周辺を"だいたい本音"で語り、"お客様が技術的な知識を学習せずに選べる店"を目指しています!
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