こんにちは、PC周辺機器メーカー直販サイト「アイオープラザ」店員、NAS(ナス)の「なっさん」です!
前回までは「ネットワークカメラにできること:映像を見る編」というテーマをお話ししました。私見では、ネットワークカメラの主な用途はその「映像を見る」だと思いますが、実はそれ以外にもできることがあります。
具体的に言うと、それは
- 通話
- 録画
のふたつです。
と、いうわけで今回は
「ネットワークカメラにできること:通話、録画編」
として、
「通話機能ってどういうときに、なんのために使うの?」
「録画ってどこにできるの?」
「録画はどういう使い方ができるの?」
といった疑問にお答えする内容をお届けします。
今回も”だいたい本音”でお話ししますので、ぜひ最後までご覧ください!
※本記事は主に法人向けの内容です。
ネットワークカメラで通話ができると、なにがいい?
まずは「通話」についてです。
全てのネットワークカメラに通話機能が搭載されているわけではありませんが、「マイク」と「スピーカー」を搭載している機種であれば可能性があります。
ただ、こう聞いて、
「そもそもカメラで通話したいのって、どういうとき?」
と、率直な疑問を抱かれる方も多いかもしれません。
要するに「ビデオ電話」のようなことができるということなのですが、それならスマートフォンやタブレットのほうが、正直便利です。
じゃあどういうときにネットワークカメラで通話をするのか?
すいません、正直”目から鱗”みたいな答えじゃないんですけど、以下のような感じです。
- 玄関やエントランスに設置し、来訪者と簡易的に会話する
- 見守り用途で、カメラに映っている相手へ話しかける
- 外出先から、自宅のペットに声を掛ける
本格的に長時間やり取りをするなら、電話などのほうがスムーズでしょう。
ただ、カメラの映像を見て、
「ちょっとしたやり取りをしたいな」
と思った際、わざわざ電話をかける手間なく通話ができるのは意外と便利なもの。
そもそも、例えば公共の場所に設置する場合は、相手の連絡先が解らないことも多々あるでしょう。そんなときでも気軽に話せるメリットがあります。
ちなみに当社製ネットワークカメラには、
- マイクとスピーカーを搭載した機種
- マイクのみを搭載した機種
の2種類があります。
通話ができるのは前者のみですが、例えば以下の機種が該当しますので、ご参考までに。
↓通話に対応したマイク・スピーカー搭載ネットワークカメラを見る↓
AI搭載 防塵・防水対応ネットワークカメラ TS-NA230WP
ネットワークカメラで録画をする目的
続けて「録画」です。
一般論として、カメラの映像を録画する目的は、
- 作品づくり
- 記録
のふたつに限られると思います。
ただし、画質で言えばネットワークカメラは一眼レフカメラやビデオカメラには及びません。だから実態としては後者が多いというのが私見です。
記録するのは当然「あとから見返すため」でしょうが、ポイントは、
- なんのために見返すのか?
です。
大きく分けると、ふたつの理由が考えられます。
- 映像を楽しむ
- 映像の中にある変化をとらえる
それぞれ簡単にご説明しましょう。
映像を楽しむ
この場合は例えば、
- トークやイベントのライブ配信
- 赤ちゃんや子どもの見守り
- ペットの見守り
といった用途が該当します。
映像に記録された「特定の瞬間」ではなく、映像全体がコンテンツとしての価値を持つ場合です。
当然、映したい対象が映っている間ずっと録画する、ということになるでしょう。
映像の中にある変化をとらえる
これに対し、「特定の瞬間」の変化をとらえる目的で録画が必要とされることがあります。
例えば、
- 防犯用途で、人間が映っているときだけ記録したい
- 定点観測用途で、映像に変化があったときだけ記録したい
といったケースです。
この場合も「ずっと録画する」という方法は使えますが、
- 変化があったときだけ録画する
という手段を取るほうが、録画容量を節約できます。
2種類の録画方法
上の話から考えると、一口に録画と言っても2種類あるということが解ります。
- カメラに映る映像を長時間録画する
- なんらかの変化があったときだけ、映像を録画する
このふたつの機能について、具体的にどういうことができるかをお話しさせてください。
1.カメラに映る映像を長時間録画する
まず「長時間録画」については、以下3種類の方式が考えられます。
- 任意のタイミングで録画を開始/終了する
- スケジュールを区切って録画を開始/終了する
- 24時間録画する
ひとつ目の「任意のタイミングで録画を開始/終了する」というのは、例えばカメラメーカーの提供するアプリを用いて、録画操作を行うということです。
「撮りたい」と思ったときに録画できるので、最もシンプルな方法と言えるかもしれません。
ふたつ目の「スケジュールを区切って録画を開始/終了する」というのは、予め設定した曜日や時間帯のみ録画を行うということです。
例えば、
- 平日の日中だけ録画したい。
- 夜間だけ録画したい。
といったケースが該当します。
「予約録画」と言ったほうが解りやすいかもしれません。
3つ目の「24時間録画する」は説明不要でしょう。カメラの電源が入っている限り、延々と録画し続けます。
ただ、ある意味最も気にすべきことがあるのがこの方法です。
ずっと録画するということは「多くの容量を必要とする」ということなので、いつの間にか保存先の容量が不足してしまいかねません。
このとき、
- 自動的に古いデータを削除して、録画を継続する
- 古いデータは削除せず、新規の録画を行わない
というふたつの動作が考えられますが、どちらが適切かはケースバイケースでしょうから、設定で選べるようになっていることが望ましいでしょう。
- 容量不足をメールで通知する
といった機能の有無も重要だと考えます。
また、予約録画や24時間録画の場合、大幅に録画容量を節約する方法として、
- スナップショット方式で録画する
という選択肢もあり得ます。
これはつまり「動画」ではなく「静止画」を、数秒に1回の頻度で記録する方法です。
これらの録画機能は多くのネットワークカメラに実装されているものだと思われますが、ご導入後に
「必要な機能がない!」
とならないよう、事前の確認をオススメします。
ちなみに当店で扱う以下の機種は、ここまでに書いた全ての内容に対応していますので、録画できるネットワークカメラをお探しの方はぜひご参照ください。
↓充実の録画機能を搭載したネットワークカメラを見る↓
AI搭載 防塵・防水対応ネットワークカメラ TS-NA230WP
2.なんらかの変化があったときだけ、映像を録画する
次は「なんらかの変化があったときだけ」短時間に限定して録画する場合です。
この「なんらかの変化」というのは具体的に言うと、
- 人間などの動作
- 音
- 気温/湿度
などが該当します。
カメラの映像内に人間や動物などが入った場合のみ録画したり、カメラの周囲で大きな音がした場合のみ録画したり、カメラの周辺気温/湿度が一定値を上回る、あるいは下回る場合のみ録画したり……という形です(もちろん録画だけでなく、同時にメール通知もできることが望ましいでしょう)。
動作検知や音検知は、防犯用途だと活用のイメージがつきやすいと思います。気温/湿度については、例えばペットなどを見守る用途でお使いいただけるでしょう。
これらの機能はネットワークカメラに、
- 各検知を行うためのセンサー
- 映像やセンサーの情報を処理するためのAI
などが搭載されているかが、「どこまでできるか」を決定します。
こちらもご導入後に後悔しないよう、事前のご確認がオススメです。
なお、当店で扱うネットワークカメラにも、これらの機能に対応しているものとしていないものがございます。
最も豊富な検知機能を搭載するのは以下の機種で、上に挙げた全ての検知が可能です。
↓充実の検知機能を搭載したネットワークカメラを見る↓
AI&5つのセンサーを搭載したネットワークカメラ TS-NS410W
ここまで2種類の録画方法についてお話ししましたが、最後にこのどちらにも関係することを、もうひとつだけご説明させてください。
「録画先」についてです。
意外と重要な録画先
録画した映像をどこに記録するのか? これは意外と(?)重要な問題です。
これも一般的に、ふたつの選択肢があります。
- カメラの内部
- ネットワーク上のストレージ機器
イメージしづらいかもしれませんので、さらに具体的な製品名を補足すると、こうなります。
- カメラの内部 ⇒microSDカードなど
- ネットワーク上のストレージ機器 ⇒NVR(エヌブイアール)、NAS(ナス)など
まず「カメラの内部」ですが、これはほぼ説明不要でしょう。
デジタルカメラ同様、記録メディアを挿入し、そこへ録画データを記録します。
ただし長時間、頻繁に録画をする場合は高負荷がかかるので、ネットワークカメラやドライブレコーダー用を謳った高耐久のmicroSDカードを選ぶべきという点は注意が必要です。
普通のmicroSDカードに高負荷をかけた録画を行い続けると、データが正常に記録できなかったり、カードがすぐに故障してしまったりするリスクがあります。
一方「ネットワーク上のストレージ機器」は、カメラの外部にデータを記録します。
NVRは「ネットワークビデオレコーダー」の略で、ネットワークカメラの映像を録画するための専用機器を指します。NASもネットワーク経由でデータを記録する点は全く同じですが、「専用機器」ではなく「汎用機器」(色々な用途に使えることが前提の機器)という点に違いがあります。
要するに
- 全てのNASがネットワークカメラの録画に適するとは限らない
ということです。具体的な例を挙げると、
- 搭載するHDDのグレードが長時間録画に不向き
- 複数のHDDによるデータの2重化で、万一の故障に備える機能(RAIDなど)が非搭載
という場合には、NVRよりも信頼性がかなり劣るということになります。
逆に言うと、機種をしっかり選べば、NASでもある程度信頼性の高い録画運用は可能だということです。誤解を恐れずに言えば、この場合「汎用機器であるNASを、専用機器であるNVR的に使う」と言えるでしょう。
「違いは解ったけど、結局microSDとNAS、どっちに録画するのがいいの?」
と思われたかもしれないので補足すると、
- 手軽にちょっと録画したいならmicroSD
- 本格的に、大容量の録画をしたいならNAS
という使い分けで良いと考えます。
microSDに比べると、NASの容量は非常に大きいですし、容量あたりの単価も安いです。
また、例えば高所に設置したカメラの場合、microSDを頻繁に交換するような運用は負担になります。防犯用途だと、侵入者にmicroSDを持ち去られるというリスクもあるでしょう。
この意味ではNASのほうが録画に適しますが、microSDのいいところはなんと言っても手軽に安く手に入ることと、挿せば使えることです。
「とりあえずちょっと録画したいんだ」
ということなら、こちらも悪い選択肢ではないと考えます。
なお、当店で扱うネットワークカメラは全て、microSDカードとNASへの録画、両方に対応しています。
オススメの高耐久microSDカードと、高信頼性NASを例示させていただきますので、お探しの方はぜひご参照ください。
↓ネットワークカメラの録画に適したmicroSDカードを見る↓
高耐久 Class 10対応 microSDカード MSD-DRシリーズ
↓ネットワークカメラの録画に適した高信頼性NASを見る↓
高信頼性HDD 2台による冗長性を担保した法人向けNAS HDL2-XABシリーズ
※カメラの同時接続台数は32台までが目安です。
↓当店最推しのネットワークカメラを見る↓
AI搭載 防塵・防水対応ネットワークカメラ TS-NA230WP
まとめ
というわけで今回は、
「ネットワークカメラにできること:通話、録画編」
をお届けしました。
「通話」は長時間の会話というより、ちょっとしたやり取りを行うためのものですが、
- カメラの映像を見ながら「今すぐ話したい」と思った
- カメラに映る相手の連絡先が解らない
といった場合に重宝する機能です。
「録画」には、大まかに分けると
- カメラに映る映像を長時間録画する
- なんらかの変化があったときだけ、映像を録画する
という2種類の方法があり、1には
- 任意のタイミングで録画を開始/終了する
- スケジュールを区切って録画を開始/終了する
- 24時間録画する
という選択肢が、2には
- 人間などの動作を検知して録画する
- 音を検知して録画する
- 気温/湿度を検知して録画する
といった選択肢があります。
また、録画先としても
- カメラの内部 ⇒microSDカードなど
- ネットワーク上のストレージ機器 ⇒NVR、NASなど
というふたつの選択肢があり、
- 手軽にちょっと録画したいならmicroSD
- 本格的に、大容量の録画をしたいならNAS
という使い分けをご紹介しました。
上記いずれの場合も、ネットワークカメラが対応しているかしていないかで、使える機能が異なりますので、ご購入前にご確認ください。
なお、当店最推しのネットワークカメラは、上の要素の大半に対応しています。
唯一「気温/湿度を検知して録画する」だけは別の機種のみが対応するものの、あとの要素にはばっちり対応していますので、迷われたらこちらをお選びいただくのでも良いと考えます。
↓当店最推しのネットワークカメラを見る↓
AI搭載 防塵・防水対応ネットワークカメラ TS-NA230WP
さて、これまで複数回にわたってネットワークカメラについてお話しして参りましたが、次回でひとまず最終回となります。
最後はこれまでお話しした観点を網羅しつつ、
「結局ネットワークカメラって、どう選べばいいの?」
という疑問にお答えする形で、「ネットワークカメラの選び方」をご説明します。
ぜひ引き続きご覧ください!
複雑だけどシンプルなネットワークカメラの選び方
その他、「ネットワークカメラについての全般的なご相談」も広く受け付けております。ここまで触れてきた内容の他、なにか導入の壁となるご懸念がございましたら、ぜひお気軽にお問合せください!
投稿者プロフィール

-
PC周辺機器メーカー アイ・オー・データ機器の直販ECサイト「アイオープラザ」店員。
"難しい"PC周辺を"だいたい本音"で語り、"お客様が技術的な知識を学習せずに選べる店"を目指しています!
最近の投稿
情報収集2025年4月2日液晶モニターを選ぶための、3つの用途とは?
ネットワーク2025年3月25日複雑だけどシンプルなネットワークカメラの選び方
ネットワーク2025年3月18日ネットワークカメラにできること④通話も、2種類の録画もできる
ネットワーク2025年3月12日ネットワークカメラにできること③設置場所を考えるための3つのヒント